富士通ゼネラルのコモドギアはバイクでも使えそう
出典:富士通ゼネラル
コモドギアとはウェアラブルエアコンのこと
2020年5月27日に富士通ゼネラルの「コモドギア」がプレスリリースで発表されました。
ここに来られた方は何かご存じだと思いますが一応説明します。
コモドギアとは「ウェアラブルエアコン」というものです。
搭載されたペルチェ素子が頸動脈の血液を冷却することで体温の上昇を抑えます。
さらに身体や環境のセンシング機能を搭載する予定とのことです。
ウェアラブルエアコンという単語は明らかに不適ですが、わかりやすさを優先したのでしょう。
各方面から結構な注目を浴びているようですが、同社が想定している用途は警備業や建設業、工場、イベント会場等で、企業向けの製品となっています。
しかし、それらの想定している業種は「空調服」をはじめとして実はいくつかの暑さ対策グッズが存在しています。
もちろん、より効率よく安全や快適さを得られる商品の登場は素晴らしいことですが、さらにこの商品を待ち望んでいる業界があるのです!
それはバイク業界です!
夏のバイクは地獄
乗った経験のない方は、バイクは風を浴びて走るからそんなに暑く感じないんじゃないか?と想像されるかと思います。私もそうでした。実際に乗り始めた当初も適当な上着でいいっしょ!ぐらいの考えでした。自分の想像力のショボさを感じますね。。
分かりやすく言いますね。
夏のバイクは地獄です!!!
説明します。主な敵はこいつらです。
- 夏という高温多湿な気候
- 都市部
- 直射日光
- 渋滞
- フルフェイス(重装備)
- エンジン
上の1~3までは想像できると思いますが、強く言いたいのは4~6の凶悪さです。
渋滞
もうねバイクに乗った今だからわかります。渋滞=キルゾーンです。
だから二輪はみんなすり抜けします。夏は特にです。しないと死ぬと思ってください。
二輪の卒検に一本橋という種目があります。
一本橋では、大型自動二輪は10.0秒以上、普通自動二輪は7.0秒以上、小型自動二輪は5.0秒以上で通過します。脱輪すると試験中止になってしまいます。コツは、半クラッチと後輪ブレーキを使いながら、ハンドルを小刻みにジグザグと振り、進路を調整しながら進むことです。
出典:
二輪教習の卒検突破に必要なバイクのライディングテクニックとは? | バイクライフをより楽しくさせる! グーバイクマガジン
簡単に言うと、バランスを保ちながらまっすぐと、限界までゆっくり進まなければならない。ということです。
これを延々とやらされる感じです。まあいろんな意味で疲労が半端ないです。
さらに渋滞が発生する場所は逃げ場がないことが多いんですよね。
裏道だったりコンビニだったり。
フルフェイス(重装備)
だいたいのライダーは安全のために、夏でもフルフェイス(ジェット)ヘルメット、ライディングジャケット、ブーツ、さらにはグローブをしています。暑いし重いし邪魔です。
ヘルメットなんかはメーカーがベンチレーションを設けるなど通気性をよくする工夫をしていますが、止まってしまったらなんの意味もありません。
それに、夏に温風を浴び続けたところで焼け石に水ですし、ヘルメットは頭を保温する作用があります。圧倒的冷却力不足です。
エンジン
忘れちゃいけないのがこいつです。
冬は手を近づけて暖を取ると、心も温かく感じるほど頼もしいやつです。しかし夏は一変して敵に回ります。
自分の股間に暖房が存在します。精子への悪影響は免れないでしょう。
バイク用のウェアラブルエアコンを出して欲しい
脱線してしまったので話を戻します。
2020年となった今もバイクにおいては根本的な対策がありません。
そして私が言いたいことはただ一つです。
富士通ゼネラルさんお願いします!バイク専用品売ってください!
富士通ゼネラル コモドギア 動画
以上です。